「現地オフィス」の正体

留学会社の売りのひとつに、「海外現地オフィス」があります。つまり、日本国内で留学商品を売りっぱなしになるのではなく、海外に行ってからも現地で頼れる場所がありますよ、ということです。特に海外初心者にとっては、これは嬉しい要素でしょう。

留学会社のホームページなどを見ると、「当社の現地オフィス」という見出しで、世界各国の主要都市に置いてある海外オフィスの紹介がされており、スタッフの顔写真まで紹介されていたりします。

ところがこの「海外オフィス」には、からくりがあるのです。 何も知らない人が「海外現地オフィス」と聞いた時、それはその会社が持っているオフィスだと当然認識することでしょう。いわば海外現地法人のようなイメージですね。ところが、こういったちゃんとした現地法人を持つ留学会社というのは、実はほとんどないのです。

では、「海外オフィス」を割合別に紹介していきましょう。

最も数が少ないのが、本当の「自社現地オフィス」です。これはその留学会社がきちんと出資をして設立したオフィスで、現地ではもちろんその留学会社からの渡航者にしか対応しません。専属のような感じですね。

次に多いのが、留学会社と専属契約を結んでいる「現地留学エージェント」というケースです。これは、もともと現地にある留学エージェントと留学会社が専属提携を結ぶことによって、自社オフィスと同等の働きをしてもらうケースです。これもほぼ安心できるでしょう。

そしてこれこそ「現地オフィス」の正体、と言ってもいいくらい多いのが、専属提携を結んでいない「現地留学エージェント」を使っているケースです。つまり現地のエージェントは、日本や他国の留学会社と複数の提携契約を結んでいるため、実際に現地へ行ってみると、「わが社の現地オフィス」どころか、あちこちの会社からいろんな留学生が来ている状態で、いちいち自分ひとりのことまで把握してもらっていない、というものです。これは後からクレームが出やすいケースです。

現地オフィスがあることは、これから留学を考える人にとっては大変心強いものです。しかし、最初からその存在に頼りすぎると、現地に行ってから非常に苦労するということを認識しておきましょう。また、留学会社と契約を結ぶ基準を現地オフィスの有無に置いているなら、上記の事柄をきちんと理解しておくと役立ちます。




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